1-35 キーが押されている間フォームを移動するユーザーフォーム 2021.11.16
次の書籍の第1章~5章を公開しています。
「Excel VBA 逆引きで学ぶ ユーザーフォーム&コントロール」
KeyPressイベントは、ANSIコードに対応するキーが押されると発生します。
近い役割をもったKeyDownイベントとは受け取れるキーコードの数が異なり、ANSIに対応したキーのみコードを受け取れます。
例えば、アルファベットやテンキー等は、KeyDowm/KeyPressの両イベントでキーコードを受け取れますが、ファンクションキーやカーソルキーは、KeyPressイベントでは受け取れません。
両イベントを利用する場合、イベントの発生順番は、KeyDown→KeyPressになります。
サンプルコード
バックスペースキーを押し続けると、フォームが左に移動し、スペースキー押し続けると、フォームが右に移動する※
Private Sub UserForm_KeyPress(ByVal KeyAscii As MSForms.ReturnInteger) If KeyAscii = 8 Then Me.Left = WorksheetFunction.Max(Me.Left - 1, Application.Left) ElseIf KeyAscii = 32 Then Me.Left = WorksheetFunction.Min(Me.Left + 1, Application.Width - Me.Width) End If End Sub
※ フォームにフォーカスがないと移動しません
◇KeyAscii
引数 KeyAsciiはフォーム上で押されたANSIに対応したキーのコードを返します。
返されるコードは整数値です。キーコードはDebug.Print等で確認できます。
ANSIは文字コードであり American National Standards Instituteの略称です。
ASCIIはANSIの定める規格のひとつです。
書籍紹介140以上のサンプルファイル付き!
知りたいがすぐわかる! やりたいがすぐできる!
「Excel VBA 逆引きで学ぶ ユーザーフォーム&コントロール」(Kindle版)
ユーザーフォームを扱えると、VBAでできることが大きく広がります!
本書では、知りたいこと、やりたいことから、逆引きで学びを深められます。
■ 購入:amazon