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1-36 指定のキー操作でのみメッセージを表示するユーザーフォーム   2021.11.16

次の書籍の第1章~5章を公開しています。
「Excel VBA 逆引きで学ぶ ユーザーフォーム&コントロール」

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KeyUpイベントは、フォーム上で押されたキーが離された時に発生し、離されたキーのコードを取得できます。
それを利用すると、特定のキーが操作でのみ処理を行うといったことが可能になります。


サンプルコード

[Shift][Ctrl][Alt]キーを押した状態で、[Delete]キーを押して離すとメッセージが表示される

Private Sub UserForm_KeyUp(ByVal KeyCode As MSForms.ReturnInteger, ByVal Shift As Integer)
    If Shift = 7 Then
        If KeyCode = vbKeyDelete Then
            MsgBox "秘密のメッセージ"
        End If
    End If
End Sub

◇KeyCode
引数 KeyCodeはフォーム上で押されたキーのコードを返します。
返されるコードは整数値ですが、対応した組み込み定数が準備されています。
一般的にはそれを利用することが多いです。型としてはvbKey○○になります。
[ MSDN KeyCode組み込み定数一覧 ]

◇Shift
引数 Shiftは、キーが押されている時の[Shift][Ctrl][Alt]キーの状態を返します。
[Shift][Ctrl][Alt]キーにはそれぞれ整数が設定されており、それら2つ以上を押した場合は、それらの整数を加算した数値を返します。

引数 Shift

数値

3つのキーのいずれも押されていない

0

[Shift]

1

[Ctrl]

2

[Shift]+[Ctrl]

3

[Alt]

4

[Shift]+[Alt]

5

[Ctrl]+[Alt]

6

[Shift]+[Ctrl]+[Alt]

7


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