Hlookup
分類:検索/行列

HLOOKUP

 HLOOKUP関数は「検索/行列」に分類される関数で、2次元セル範囲の1行目の値を検索し、指定された行の同じ位置の値を返します。
 「成績一覧から特定教科の成績を取り出す」といった用途が考えられます。


HLOOKUPの機能と構成

機能:指定された範囲の1行目で特定の値を検索し、その列で、指定した行にある値を返す。

構成:=HLOOKUP(検査値,範囲,行番号,検索方法)


◆引数
 「検査値」には、指定した範囲の先頭行で検索する値(数値・文字列・論理値)を指定します。
 「範囲」には目的のデータが含まれる、文字列・数値・論理値のテーブル(セル範囲)を指定します。尚、テーブルは左から昇順に並べ替えておく必要があります。

 「行番号」には範囲の中で取り出したい値が含まれる行番号を指定します。範囲の先頭は「1」です。
 「検索方法」は「完全に一致する値の検索」か「近似の値を含む検索」かを指定します。「完全一致」を指定する場合は「TRUE」、「近似値を含む」を指定する場合は「FALSE」を指定します。尚、省略した場合は「TRUE」と見なされます。

◆引数を指定する例

セル範囲[A1:C10]の先頭行([A1:C1])から「3」の位置を求め、そこから6行目にある値を返す。:
 =HLOOKUP(3,A1:C10,6,FALSE)

セル範囲[A1:C10]の先頭行([A1:C1])からセル[D1]の値の位置を求め、そこから6行目にある値を返す。:=HLOOKUP(D1,A1:C10,3)

あるセル範囲に[DataArea]と名前の定義を行い、その先頭行からセル[D1]の値の位置を求め、セル[E1]の値と同じ位置にある値を返す。:=HLOOKUP(D1,DataArea,E1,FALSE)

◆下図は名簿を利用したVLOOKUP関数の使用例です。

 セル範囲の先頭行([B2:E2])からセル[G2]の値(英検)の位置を求め、そこから6行目(セル[I2]値)の値をセル[G4]に表示。


HLOOKUP関数の特徴

 HLOOKUP関数は比較的使用する関数です。その特徴を知らないと間違いの基になります。しっかりと把握しておきましょう。

◆「範囲の先頭行」に空白が含まれる場合
 検査値は範囲の先頭行を検索します。その先頭行に空白が含まれる場合、空白は無視されます。


◆「範囲の先頭行」に同じ値が複数ある場合
 検査値は範囲の先頭行を検索します。その先頭行に同じ値が複数存在する場合は、より左にある値が優先されます。


◆「検索方法」がTRUE(近似値を含む)の場合
 検索方法がTRUE(近似値を含む)で検査値が見つからない場合、近似値が存在すると最も近い最少の値を返し、近似値が存在しないと#N/Aのエラーになります。


 文字列の場合もそれに準ずる形になります。※検索方法を省略するとTRUEと見なされます。

 「検索方法」は状況によって使いわける必要があります。


Excel Tips for Teachers

Copyright (C) 2009 坂江 保 All Rights Reserved.