ASC / JIS分類:文字列操作 2009.02.06
ASC関数は「文字列操作」に分類される関数で、全角を半角に変換します。一方、JIS関数は半角を全角に変換します。 「全角(半角)カタカナのふりがなを半角(全角)カタカナに変換する」「電話番号を半角英数に統一する」といった用途が考えられます。
サンプルファイル「ふりがな変換」 ダウンロード
ASCの機能と構成
機能:全角 (2 バイト) の文字を半角 (1 バイト) の文字に変換する。
構成:=ASC(文字列)
引数「文字列」には、文字列、または変換する文字列を含むセルの参照を指定します。
文字列に全角文字が含まれない場合は、変換されません。
引数の指定例
「EXCEL」を「EXCEL」に変換:=ASC("EXCEL")
セル[A1]の値を半角の英数カナ文字に変換する。:=ASC(A1)
[Data]と名前の定義を行ったセルの値を、半角英数カナ文字に変換する。:=ASC(Data)
使用例
各種類の文字を半角英数カナ文字に変換。
対応しない文字は変化がなく、対応する文字のみ変化します(全角スペース→半角スペース等)。
JISの機能と構成
機能:半角 (1 バイト) の英数カナ文字を全角 (2 バイト) の文字に変換します。
構成:=JIS(文字列)
引数「文字列」には、文字列、または変更する文字列を含むセルの参照を指定します。
文字列に半角の英数カナ文字が含まれない場合は、変換されません。
引数の指定例
「EXCEL」を「EXCEL」に変換:=JIS("EXCEL")
セル[A1]の値を全角の英数カナ文字に変換する。:=JIS(A1)
[Data]と名前の定義を行ったセルの値を全角の英数カナ文字に変換する。:=JIS(Data)
使用例
各種類の文字を全角英数カナ文字に変換。
対応しない文字は変化がなく、対応する文字のみ変化します。
ASC / JIS応用のサンプルファイル
ASC / JIS関数とPHONETIC関数を組み合わせると「ふりがな・フリガナ・フリガナ」の相互変換が可能になります。サンプルファイルを用意したので興味のある方は確認下さい。
サンプルファイルは「仕組みの理解」に重点を置いているため実用的な作りにはなっていませんので、自分なりに改変して下さい。尚、ファイルによる問題が生じないよう気をつけておりますが、万が一、本ファイルの使用によって損害等が生じたとしても、責任は取りません。悪しからずご了承下さい。
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